2019年04月20日骨盤矯正
骨盤矯正で血行は改善されるのでしょうか?
骨盤矯正をすることでなぜ血行がよくなるのか
「骨盤矯正をすることで血行促進、冷え症改善!」
骨盤矯正を行なう施術院において、このような宣伝文句をよく目にします。
血行とは体中の血の巡りやすさのことですが、この血行が運動不足や血管の収縮などの原因によって悪くなると、足先や手先の毛細血管などへ血が巡りにくくなります。
この血行の悪さは手足の冷えの原因となり、また、血行が悪いと体が酸素不足に陥り、代謝が落ちることで太りやすくなります。
特に女性は月経などの影響で血行が悪くなりやすく、女性にとって血行を促進させることは非常に大切なのです。
けれども、なぜ骨盤矯正で血行が改善されるのか、疑問に思ったことはありませんか?
骨盤は骨ですので、この骨盤矯正と血行とはなんの関係もないと考える方も少なくないはずです。
しかし実は、骨盤矯正が直接血行を改善するのではなく、骨盤の歪みが取れることが基になって間接的に血行が促進されるのです。
姿勢の悪さなどによって骨盤が歪むと、その歪みを支える負担から腰や背中の筋肉が疲労します。
このように疲労した筋肉の中には疲労物質である乳酸が溜まり、これによって腰や背中の筋肉は凝り固まってしまいます。
この凝り固まった筋肉がその中の血管を圧迫し、血行を滞らせるのです。
血行が滞ることで代謝が悪くなり、それによって筋肉の疲労が取れにくくなるため痛みが長く続く、という悪循環に陥っていきます。
これらの血行を悪化させる根本の原因は骨盤の歪みです。
そのため、骨盤矯正によって骨盤の歪みがなくなると、滞っていた血行が正常に戻り、血行が促進されるのです。
また、骨盤矯正の施術にともなって骨盤周りの筋肉も凝りをほぐされ、これがポンプの役割となって血行を促進させてくれます。
骨盤矯正による血行促進で代謝促進
このような骨盤矯正による血行促進は、様々な効果をもたらしてくれます。
まず、血行が促進されることで冷え性の改善につながります。
また血行が促進されたことで筋肉へ酸素が多く運ばれるようになると、代謝が上がってエネルギーを消費しやすくなります。
骨盤矯正によって歪んだ骨盤の周りについていた脂肪も取れやすくなるため、運動で脂肪を燃焼することで、下半身のダイエット効果が現れます。
さらに、女性にとって悩みの種になる婦人系臓器の機能も血行の促進で改善する場合があります。
特に不妊の原因となる子宮や卵巣の機能低下は血行不良が原因の一つともいわれており、血行の促進によってこれらの機能の改善も期待できるのです。
このように、骨盤矯正による血行促進によって、骨盤矯正だけでない様々な効果をもたらしてくれます。
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