2019年04月16日ぎっくり腰
もしもぎっくり腰になったらどうしたらいいのでしょうか?
ぎっくり腰になったらどうすればいいの?
重い物を持ったとき。急に体をひねったとき。
そんな時に突然腰に「ビリッ」とした激しい痛みが…そんな嫌な思い出のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ぎっくり腰とは、何らかの原因によって急に体が動かせないほどの激しい腰痛が起こった状態を指します。
実際にはぎっくり腰という病名はなく、主に「急性腰痛発作」などの症状がそれにあたります。
このぎっくり腰の症状で最も困るものは、強い痛みです。
もしもぎっくり腰になったら、痛みで日常生活もままならなくなることがほとんどです。
そのため、ぎっくり腰になった場合、まずは横になるなど痛みのない姿勢をとって安静にし、その後痛み止めや湿布などで痛みを取る、といった応急処置を行います。
このとき無理に腰周りを動かしたり、痛みの出る体制をするとひどくなってしまうため、注意が必要です。
また応急処置としてコルセットなどで腰を固定すると、痛みが和らぎ楽になることがあります。
ぎっくり腰になったらどんな治療法がある?
ぎっくり腰の主な原因は、腰の筋肉の疲労が何かのきっかけで爆発して起こる炎症の痛みです。
そのため、ぎっくり腰はほとんどの場合は検査で異常があるとは診断されません。ぎっくり腰は自然回復で炎症が収まることにより改善していく症状です。
ぎっくり腰になったら、まず薬や湿布などで応急処置した後、痛みが落ち着くまで安静にします。
そうして痛みが落ちついた後、かかりつけの整形外科に受診します。
特に初めてぎっくり腰になった場合は、骨や神経に異常がないことを検査するために病院へ行くことをおすすめします。
ただし、安静にしていても激しい痛みがあったり、痺れや発熱、吐き気などの症状がある場合は別に異常がある場合がありますので、早めに病院を受診しましょう。
さて、ぎっくり腰になったら動くと痛むため、自然と安静にして動くことが億劫になります。
ところが、ぎっくり腰を起こした筋肉は固くこわばっていますので、そのままにしておくといつまでも痛みが取れずにぎっくり腰が治らない、ということになってしまいますので、ある程度休んだら痛くない範囲で段々と動かしてほぐすしていくことがぎっくり腰を早く治すことにつながるのです。
同時に、炎症を起こしたぎっくり腰の患部は冷やすと楽になる一方、炎症が長引いてしまう場合もあります。
その場合は温湿布などによって、痛みのない範囲で腰を温めることで痛みが改善する場合があります。
このように、ぎっくり腰になったからといって必要以上に安静にするのではなく、適度に動かすこともぎっくり腰の治療には必要なのです。