2019年03月03日肩こり・首のこり
肩こりはストレッチで解消できるのでしょうか?
ストレッチをすれば肩こりは解消できる?
肩こりに悩まされる人が後をたたないこの現代社会。
しかし、「整骨院やマッサージに行くのはお金も時間もかかるから……」と考えている方も多いのではないでしょうか。
それを反映してか、雑誌やテレビなどあちこちで『自分でできる肩こりに効くストレッチ』といった特集が組まれています。
では、肩こりはこのようなストレッチで解消できるのでしょうか?
肩こりは、肩や首の筋肉が緊張や血流の悪化によって凝り固まることで起こるものです。
そのため、このような肩こり解消のストレッチを行なって血流を良くしたり、筋肉の緊張をほぐすことで肩こりが解消する場合もあります。
しかし、ストレッチで肩こりが解消できるのは、肩こりが慢性化していない場合だけであることに注意が必要です。
肩こりの起こっている肩や首の表面の筋肉はストレッチでほぐすことができるのですが、肩こりが慢性化すると深層の筋肉まで凝り固まってしまい、これはストレッチでは解消することができません。
この場合、ストレッチで一時的に肩こりが解消したように感じても凝りが残っており、すぐに肩こりが再発してしまいます。
それでは、そのように慢性化してしまった肩こりを解消するにはどうすればよいのでしょうか。
ストレッチでは解消しない肩こりを解消するために
ストレッチでは解消しない慢性化した肩こりを解消するためには、深層の筋肉まで和らげる必要があります。
そこで重要なのが、それらの筋肉が付着している関節や背骨、骨盤を動かして、肩こりの根本的原因を解消することです。
慢性化した肩こりで固くなってしまった背中と肩の骨に付着している深層筋は、ストレッチはもちろん、通常のマッサージでも刺激を与えることができません。
専門家の手によって関節や肩、背中の骨から筋肉を動かすことで、ようやく凝りを解消することができます。
また、肩こりを引き起こす背中の筋肉は骨盤とも直接つながっているため、肩こりを根本から解消するためには骨盤の歪みを取る施術も同時に行うのが効果的です。
このように、軽度の肩こりは肩こり改善のストレッチを行うことで解消することができます。
しかし、慢性化した肩こりに対してストレッチは効果が薄くなりますので、整骨院など専門の技術を持つ場所で施術を行うことがおすすめです。